キッチンであなたが1番に確認をする事は今お使いキッチンの「横幅」と「形」です。理由はお家のキッチンの横幅と形を把握する事で同条件での価格比較が出来るからです。
リフォーム店などのチラシではその店が「横幅」と「形」を設定しそれに対して価格を掲載している形がほとんどです。ですので、そのリフォーム店での販売主力メーカーは判断できるのかもしれません。
しかしリフォーム店のチラシを照らし合わせても各会社で横幅・形の設定をしている為各リフォーム店の価格比較をする事は難しいかもしれません。結局はチラシ等では比較出来ないという事です。ではどのようにすれば無駄のない納得キッチンを付けれるのか。
それは「自分発信」になり、リフォーム店に見積依頼をすると解決すると思います。その為にはポイントになる知識が必要になってきます。そのポイントになる知識を説明したいと思います。
システムキッチンには規格のサイズがあります。2100mm・2400mm・2550mmのように沢山のバリエーションがあります。
システムキッチンには600mm・650mmがあります。(650mmが主流)今600mmなのに650mmにすると当然50mmキッチンが前に出てきます。
通路や冷蔵庫の設置スペースなども考慮し奥行を決めてください。650mmが主流の為、600mmの場合商品が限定される可能性があります。
I型・L型などがありますが同じ場所に同じ様に設置する場合は現在の形がどのような形か確認ください。
簡単な間取り図書くと解り易いと思います。キッチンの前などに窓などがある場合はその大きさも書くと良いと思います。その時は「床から窓の下まで」「窓の上から天井まで」の寸法も解ると尚良いです。
吊戸棚やレンジフードの高さを決める時必要になります。床から天井までの寸法を確認ください。
この4項目を確認しショールームに行けばスタッフがピッタリのキッチンを案内くれるはずです。キッチンをショールームで見る場合約60分位かかると思います。扉の色、引出の種類など沢山選ぶ項目がありますので。
また急にショールームに飛び込みで行かれてもなかなかスタッフが来てくれない場合がありますので事前にショールーム予約して行かれるのがおすすめです。
キッチンをリフォームする際ほとんど場合、キッチンパネルを施工します。業者に見積もりを依頼した場合、通常、「色、柄」などのご説明を受けられているのが当然ですが、その内容が見積もりに反映されているか確認しましょう。
あなたご自身でショールームでプランを作成した場合はキッチンパネルの枚数がすでに記入されている場合がありますが、これはあくまでも概算の枚数になります。キッチンパネル1枚あたりの価格は結構な値段になりますので、予算として考えておく必要があります。
キッチンのフロアユニット、吊り戸棚は、それぞれ「ひとつひとつが箱の組み合わせ」であり、それらを組み立てるのは専門の職人です。キッチンパネルもあわせて施工する場合がほとんどですが、1日仕事になります。どのようなお店でキッチンの見積もりを依頼したとしても、必ず計上される予算となります。
給水の設備工事で水道工事が必ず必要になるのと、その他にもキッチンの使い勝手を良くするため、コンセントの設置などを要求されるお客様が多くいらっしゃいます。
また食洗機が付いているキッチンでは、専用の給排水が必要になりますし、機器によっては専用回線が必要になるユニットもあります。オプションを追加する場合には、どのような付帯工事が発生するのかという事でも、予算は大きく変わってきます。
キッチンと同時に施工するメリットのある機器としてカップボードがあります。メーカーを揃えてカップボードを取り替えますと、扉柄や取っ手の形状などが統一できて、綺麗な仕上がりになります。
最近のカップボードは自由な組み合わせにより、お好みの形で自由にプランする事ができます。設置工事で補強下地が必要な場合は、大工工事などをキッチンの工事と一緒に済ませる事ができます。
また同時に、組み付けもキッチンの組み立てと同じ職人が同時におこなうために、施工的には2度手間をはぶく選択と言えます。予算的に余裕があればお勧め工事です!
浴槽、水栓、鏡、シャワー、手摺り、パネル類、換気扇、照明等のコーディネイトが簡単
メーカーのプランニングシートで仕上がりが一目瞭然で確認できます。また、メーカーからの仕様書が発行されるので、見積もりにムラがでないです。ユニットバスではタイル工事や左官工事などの現場工事がユニットバスには無いため職人の技術の差による仕上がりのムラが無いなどのメリットがあります。
在来工法(主にタイル貼り)にもメリットはありますが、ユニットバスにはそれに勝るメリットがたくさんあります。一言でいいますと、良い意味でメーカーによって量産されるコスト削減です。
次の2種類で考えられる工事後の仕上がりのサイズや仕様で、お客様がよく勘違いされる点を紹介します。
同じ大きさのユニットバスが設置出来きます。
ほぼ100%現状より浴室が狭くなります。
壁タイル張り工法の場合、壁にタイルを直接貼っているイメージです。しかしユニットバスの場合壁の内々に設置するイメージです。当然在来浴室よりユニットバスは小さくなる訳です。
外壁に孔を開ける可能性があります。
在来浴室の場合、ほとんど天井や壁に換気扇が付いていません。ユニットバスに換気扇が不要であれば孔は必要ありません。しかしカビの発生や湿気の事を考えると換気扇は欲しいところだと思います。換気扇の排気をする為の100φ程の孔が必要になります。換気口などが既設で付いている場合はその孔を利用出来る場合があります。
新築時より1度もユニットを交換されていない場合は同じ大きさのユニットバスが入らない可能性があります。
新築時はガラーンとした全く壁のないマンションの1区画にたいして、先にユニットバスを設置する事が多いです。その後に部屋の間仕切壁を造るといった流れです。そして部屋を少しでも広く確保する為にユニットバスのギリギリに間仕切壁を造ります。
新築時はそれで全く問題はないのですが、入替の場合は組み立てる隙間(スペース)が必要となる為組み立てるスペース分小さいユニットバスになってしまう事があります。
ユニットバスもキッチン同様に規格サイズがあります。(1100×1600・1200×1600など)組立スペースが3cm必要だからといって3cm小さいユニットバスはありません。間仕切り壁を壊して設置するとなると工事金額も上がり驚かれるかもしれません。「1サイズ小さくなるかも」を頭の片隅に置いておいて下さい。
おいだき機能付きの浴槽に出来ない場合があります。
水栓の蛇口よりお湯張りをしている場合は要注意です。おいだき機能を付ける場合、通常の給湯の配管とは別に、2本の配管を浴槽まで引き込む必要があります。その2本の配管とは、「浴槽に貯まっている湯水を、給湯器に送り返す菅」「その湯水を給湯器で沸かして浴槽にもどす菅」になります。
マンションの場合、玄関横の鉄の扉の中に給湯器が設置されている事が多いです。すると外である玄関横から浴槽まで配管を引き込むという事になります。
ここが問題になるポイントで、外と部屋の間の分厚いコンクリートの壁があり、これに孔を開ける必要があります。この穴あけがマンション管理規約等で違反となる場合が多いのです。
特にマンションの場合は思わぬ部分に梁が出ている場合があります。
またマンションではパイプスペースを囲っている造作壁に、収納等が作られている場合も良く見かけます。このように新たに洗面台を設置するにあたって、邪魔になるものが多いので御確認下さい。
>洗濯機と洗面台が隣り合わせで設置されている場合は洗面台が大きくなった分だけ洗濯機スペースが狭くなります。
大きくしても洗濯機が設置可能かの確認が必要です。窓も注意です。大きくした事により窓に被るという事が無いように。
洗面化粧台は大半がお風呂の横の脱衣室に付いていると思います。
ユニットバスの入替の際はユニットバスと脱衣室の間の壁を潰す可能性が高いです。その時洗面台が邪魔になる為、一度取り外します。そしてユニットバス工事が終わるとまた付けるといった感じです。という事は新品を取り付けるのと同じ工事をしている事になります。
厳密に言うと新品取付の場合は若干の配管工事は必要ですが、その他に脱衣室のクロス・床工事にも同じ事が言えます。合わせての工事がおすすめです。
画像のように結わって使える洗面台も注目を集めています。ドレッサー兼用のおしゃれな洗面台です。
「床排水、壁排水」の違いがトイレを選ぶ時の一番のポイントです。なぜなら排水方法により選べるトイレが限定されてしまうからです。
判断方法
便器の後ろを見てみてください。後ろの壁に向けて配管が出ていますか?この場合は排水です。出ていなければ床排水です。
壁に付いている部分の配管の高さが120mmか155mmです。
測りにくいとは思いますが頑張って測ってください。2パターンですし、おおよその寸法で大丈夫です。寸法が30mmも違いますので、判断が出来ると思います。
便器に大きいボルトのキャップが付いていると思います。トイレの後ろの壁からそのボルトまでの寸法を測ってください。
この寸法が床排水管の位置です。(稀に特殊で違う場合があります。)
当然同じタイプのトイレでも標準タイプの方がリフォームタイプより価格が安いです。和式便器から洋式便器にリフォームする場合は床を解体しますので標準タイプで大丈夫です。
マンションタイプで人気がある収納付きトイレです。収納量としては、掃除用具とトイレットペーパー4個分くらいですが、見た目がおしゃれで、手洗い部分も今までとは違った感じでデザイン的に優れています。
このほか、ショールームではペーパーホルダーやタオル掛け、手摺りなども展示されていますので、トイレとコーディネイトして見て下さい!
水廻りでは、以上の事をある程度調べたうえで、ショールームで実際の設備を確認頂きますと、後で変更等が少なくなり時間や手間がはぶけます。メモなどに、おぼえ書したものをショールールの担当に渡して頂きますと、ピッタリの商品を案内してくれるはずです。