畳の一般的な厚みは約6cmあります。(最近は色々な厚みがありますが・・)すると畳をメクると隣の部屋(ダイニングや廊下)より床が下がっている事が多いです。
和室床下地の上にそのままフローリングを貼ると隣の部屋より床が低くなる為床下地の上に隣の部屋と出来るだけ段差がなくなるよう下地での高さ調整が必要になります。
ただ隣との取合い部分に引戸などの障子が入っている事が大半です。引戸をそのまま利用の場合、隣の部屋とのバリアフリーは厳しくなります。
なぜなら引戸の下には厚み約3cmの敷居が設置されているからです。引戸をそのまま利用する限り敷居は撤去する事はできません。この場合段差は付きますが、、、
仕上がりの程度がどのようになるのかを、現場調査で担当に確認が必要です。
遮音フローリングは既存床の上に重ねて施工はおススメ出来ません。仕上がり床高さの問題もありますが、一番は既存床が遮音クッションでフワフワしている為その上に貼ると、歩いた時仕上げの床が既存床と合わせわずかに動きます。
すると床の音鳴りやフローリング目地の隙間が発生する要因となります。一度既存床をメクッて、新しく遮音フローリングを貼る。これがベストです。
床板の裏面に遮音クッションが貼り合わせてある商品。マンションの場合、階下への配慮等で管理規約に明記(LL45など)されている場合が大半です。施工方法も戸建住宅とは異なり専用接着剤で貼る形になります。
現状の床の上に施工の場合、フローリングの厚み分約12mm〜15mmあがります。キッチンに引出がある場合では、引き出して床が15mm上がっても引出に擦らないか確認が必要です。サッシ出入口部分も段差の確認が必要です。キッチンの床をリフォームしたい場合はキッチンのリフォームも合わせて検討する事をお薦めします。